この教材について(保護者の方へ)
「すなやま ぼうたおし」は、砂場遊びの定番である棒倒しをそのままブラウザに持ち込んだ教材です。画面の砂は一粒ずつ落下・堆積・崩落するようにシミュレーションしてあり、掘った場所によって本物の砂と同じように崩れます。実際の砂場と同じ手ざわりの因果関係を、雨の日でも、車の中でも体験できます。
対象年齢
4歳〜小学校低学年。文字は画面上すべてひらがなで、読めなくても絵と動きだけで進められます。1回のあそびは2〜3分です。
この教材で育つ力
| 力 | あそびの中での現れ方 |
|---|---|
| 因果関係の理解 | 「ここの砂をとった」→「棒がこちらに傾いた」という原因と結果が、間を置かずに目の前で起きます |
| 重心・支えの感覚 | 棒は、砂が少なくなった側へ倒れます。しかも一度傾いた棒は、反対側を掘っても元には戻りません。取り返しがつかないという感覚も含めて、左右のバランスを体験で先取りします |
| 予想と検証 | ぴこ(相手)の番では、掘る場所を先に見せて「たおれる/たおれない」を予想してもらいます。予想してから確かめる、という科学の基本の型です |
| 安定な形(安息角) | 最初の山づくりで、砂はある角度より急には積めないことを体感します。高い山をつくるには広い土台が要る、という発見につながります |
| 順番を待つ | 相手と交代で掘ります。自分の番でないときに手を出さずに待つ練習になります |
あそびかた
1. やまを つくる
画面を指で押さえると、その位置に砂が降り続けます。指を動かせば山の形も変わります。一か所に降らせ続けると細く高い山に、動かしながら降らせると広くなだらかな山になります。ここで「どうすれば高くできるか」を試すこと自体が学びです。
2. ぼうを たてる
砂山のどこに棒を立てるか、お子さんが選びます。ふもとの浅いところに立てようとすると「ぐらぐらだよ」と止まります。山のいちばん厚いところ=てっぺん付近が安定することに、試行錯誤の中で気づいていきます。
3. こうたいで すなを とる
お子さんの番は、掘りたい場所を自由にタップします。ぴこの番は、掘る場所を先に丸で示すので、棒が倒れるかどうかを予想してもらいます。棒の傾きは、掘って減った砂の量だけ増えていき、減ることはありません。倒れた時点で1回のあそびは終わりです。何回とれたかを二人の共同記録として数えるので、勝ち負けや「負けた」という体験は発生しません。
難易度は8段階
段階が上がると、一度に掘れる量が増え、ぴこが棒の近くを掘るようになります。もくひょうの回数までとれたら自動的に上がり、早く倒れてしまった回は下がります。タイトル画面の+−で保護者が直接変えることもできます。
つまずきやすい点と、声のかけ方
- いきなり棒のすぐ横を掘ってしまう — 最初は誰もがこうします。倒れたあとに出る説明(どちら側の砂が減ったか)を一緒に読んで、「つぎは はんたいがわも とってみようか」と促すと、左右をそろえて掘るという戦略に自分でたどり着きます。
- 予想がなかなか当たらない — 当たり外れは点数ではなく、あくまで「考えてから確かめる」練習です。外れたときこそ「どうして たおれたと おもう?」と聞いてみてください。理由を言葉にすることが、いちばん力になります。
- 傾いたあと、反対側を掘れば戻ると思ってしまう — 戻りません。実際の砂場と同じで、崩れた砂は元に戻らないからです。棒はそのまま傾きを保ったまま、やがて倒れます。「もどらないね。じゃあ かたむく まえに どうすれば よかったかな」と聞いてみると、起きてからの対処ではなく予防という考え方に自然につながります。
- 山づくりに時間をかけすぎる — それで構いません。砂を積む工程は、安息角と土台の広さを体で覚える時間です。急がせないでください。
- 倒れてがっかりする — 「たおれる」ことがゴールでもあります。棒は必ずいつか倒れる設計なので、記録の回数のほうに注目してあげてください。
よくある質問
本物の砂場遊びの代わりになりますか
なりません。この教材は、砂場で起きていることを言葉にして考える練習をするためのものです。実際に砂に触れる体験に勝るものはないので、砂場に行ける日はぜひ行ってください。そのうえで「あのとき、どっちの砂をとったら倒れたっけ」と振り返る道具として使っていただくのが理想です。
登録やインストールは必要ですか
不要です。ページを開けばすぐ遊べます。データの保存も行っていません。
音は出ますか
短い効果音のみ鳴ります。音声の読み上げは使っていないため、音を消したままでも問題なく遊べます。
タブレットとスマートフォンのどちらがよいですか
指で砂を掘る操作をするので、画面の大きいタブレットが快適です。スマートフォンでも遊べます。